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2013年2月5日火曜日

【11/13(土)】11日目(1):新・旧「ネパールの家」。

ネパール滞在、11日目。
今日は日本で暮らすAちゃん家族の「実家」を訪問です。

パタンの北に新しく経てたお家。まだ未完成ですが、既に家族が仲良く暮らしています。


コンクリート外壁の、現代的な家。

ネパールのコンクリ住宅は、私の子供時代、台風の多い日本南部に見られた住宅のように、がっしり。

(想像ですが)ネパール住宅のコンクリートが厚いのは、アスファルト道路が脆いのと同様、強度が低いのかもしれません。

中は広い部屋がいくつもあり、数家族が一緒に暮らせます。
眺めも日当たりも最高。






 
屋上から、カトマンズ方面を見た景色。
私がネパールに行き始めた頃には全く見られなかった、高いビルが増えてきました。
 

レンガ色の町が、いつしか灰色の都市に変わってしまうのかな。
ちょっと残念・・・。



この家の周りはまだ農地が広がっています。

農地が住宅に変わるのも
・・・きっと時間の問題。

手前は、この家の庭。

この池で、魚を養殖するそう。
 
食べるための魚を
庭の池で育てる・・・。
私には思いつきませんでした^^;。

すごい。
けど、浄化設備はあるのかな。





こちらの家族とは、先日Aちゃんのお姉さんに初めて会っただけで みんな初対面。
ネパール語だけの会話・・・・・かなり緊張です。

朝ごはんをいただきました。(※ネパールでは昼は軽食で、ごはん定食は食べません)

【旅の食事43:
Aちゃん実家・ダルバート
*バート(ごはん)
*ダル(豆スープ)
*サーグ(青菜炒め)
*ミー(フェヌグリークのピクルス)
*アルコアチャール(じゃがいもの漬物)
*ゴルベララ・ティルコ・アチャール
 (トマトとゴマの漬物)

上品な味。うん、美味しい。
向かいに座っている 
おばあちゃんの笑顔に癒されます。



食後、日本のAちゃん家族とSkype。画面越しのAちゃんは私を見るなり「わ~来てくれたのね。ありがとう~^^。」・・・ようやくここの方達と打ち解けられそう。
通信状況の悪いネパールでは、日本より早くSkypeやFacebookが浸透しています。外国へ出稼ぎに行っている兄弟も多く、電気が通っている時間帯には、毎日のようにやり取りをしています。一見、カラオケみたいですね♪


Aちゃん実家のご家族。


名前を聞いていただけの外国人がお邪魔して、びっくりしたでしょうね・・・。


温かく受け入れてくださって
嬉しかったです^^。

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帰りがけ、「私の古い家、行ってみませんか?」と嬉しいお誘い。
旧お宅へ訪問です。
 
綺麗な窓枠が見えてきました。かなり古そうなネワール住居です。Aちゃんは日本に来るまで、この家で育ちました。ティハールで窓枠飾ったマリゴールドのガーランドが綺麗です。
 
表の通りは、ネワール族ならではの小道。玄関は細長い間口です。元々は大きな家でも、兄弟それぞれ独立する時に家を縦に分配するため、世代を経るたび どんどん細く高く、まるで塔のような家へ変わっていきます。外側は大きく見えても、中に壁が入り仕切られています。最近では、子供家族がそのまま大きい家(もしくは郊外に土地を買い庭付きの大きな家を建てる)に両親と同居することが多くなっているようです。・・・この家にはAちゃんのおばさんが1人で住んでいます。
玄関を入ると、奥に ぽつんと穴が1つ。

・・・なんだろう?
トイレ???
これは、薬草を調合して磨り潰すための穴だそうです。昔、こちらの一家は薬を作る仕事をしていました。ネワール族の家の1階は、仕事場(店舗)やガレージ、家畜の部屋として使われることが多いです。トイレ(シャワーのある家はトイレと同じ場所にある)も1階に多く見られます。仕事場は別として、穢れたものは一番下階に置くようです。
途中の階は応接間や寝室があり、最上階(4階)には、神聖な台所。昔の台所は土間になって裸足で入ります。ここはあまり掃除がされていなかったので普段使いはしていないようですが、ガス不足の時には時々使っているそうです。


 
台所から屋上へ。屋上の床はトタン。洗濯物や食材を干す場所になっています。重い私・・・息を止めて歩かなくちゃ。怖い~っ
屋根は素焼きの瓦。ネパールでは生活に支障が出るほど壊れなければ修理をしないので、古い家の屋根には大抵草が生えています。台所の上には、換気用の丸い素焼き窓。
家々は新旧がくっついて建っています。表からみると大きな1軒に見えても、裏から見ると細かく分かれているのがよく分かります。貴重な伝統建築の補修をトタンで済ませてしまうのは、少し残念です。ただ、ネパールでの家屋建築は大変で、レンガ・セメントなど 材料調達は全て依頼主(家人)がします。業者はそこにある材料で建てていくので、材料が無くなったら家人が補充するまで中断。万一お金が尽きたら貯まるまで工事は進みません。物価の変動や材料不足、インフラの不備などから家の補修すら ままならないのかも知れません。
こちら側は旧家屋街、向こう側は新築で固まっているのがよく分かります。最近のネパール郊外では庭付き建売りが増えています。材料手配の手間などかかりませんね。無論、それらのほとんどはコンクリート物件です。
こんな中でも小さな菜園。ホッと和める空間。友達も家族用の畑(30坪くらい)を持っていますが、(そこでは)借料は取られません。収穫した作物の一部を地主に渡すだけで良いそうです。土地の価格が上がっていますが、そんなシステムが長く続くといいですね。
ここに暮らす、Aちゃんのおばさんと、案内してくれた妹さん。
1人暮らしなので、
家族の訪問が楽しみみたいです。

私は古いネワール住宅が大好き。
家の中を興味深く見ていたら
「ここに泊まっていったら。」と言われて、
ちょっとびっくり。

でも嬉しかったです。

有難うございます。
 
 
 

 
 
 
 





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