Uちゃんから、「親戚のザンコ・パーティーに行かない?」とのお誘い。
「ザンコ」とは、ネワール民族の“お食い初め儀式”。生後5~6か月の男の子(女の子はもう少し早い)が、占いで決められた日時にこの儀式を行います。
今回は、お披露目パーティーに出席するだけですが、2007年にダイの長男のザンコに最初から最後まで参列しました。
===その時の「ザンコ儀式」の大まかな流れ=========
2007年、占いで決められた、とある日。 ザンコ開始。
↓ 当日の厳しい掟がこちら。↓
・家の台所は神様(赤ちゃん)のもの。1日中使えない。
・キッチンにあるもの一切触ったらダメ。
・私たちの食事は全て外で済ませる。
・儀式の場所は、一番神聖な場所=一番上の階(屋上)。
・儀式で最も重要な「赤ちゃんが食べ始める時間」は、占いで決定。
この子の場合、『午前9時11分』。
綺麗な服を着た赤ちゃんの耳に穴を開け、金のピアスを入れます。
(赤ちゃん大泣き)
さらに両手と首には赤い石丸玉の飾り、両足首にも銀の飾りをつけ、額にはティカ。 赤ちゃんは、神様になりました。
最初は右手2本の指で ちょこっ。次は3本の指、そして4本、
最後は手でがばっとごはんをつかんで 赤ちゃんの口へ。(またもや赤ちゃん大泣き)
ごはんの残りは神聖なものとして、誰の手にも触れない場所へ移動。
赤ちゃんには、更に自家製ロキシー(強い蒸留酒)。(赤ちゃん泣き止む。酔った?)
その後、司祭さんと家長で お供え物を前に延々とお経を唱えます。(1時間以上)
お経が終わると、司祭さんは目の前の赤い布を細長く裂く。
参列者1人1人の額とこめかみにティカをつけ、裂いた赤布と5色(赤・黄・青・水色・白)の糸ヒモを渡す。部屋では 家族が並び お祝いの品とティカを受けます。
ティカを受けた参列者は全員外へ。
赤ちゃんを先頭に、神様を奉っている場所へ順に参拝。ねり歩きながら町の人にもお披露目。
クマリの住む館にも入る(父親と赤ちゃんだけ)。
こうして、ザンコの主要な儀式が無事終了します。
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今回ご招待受けたのは、夜から催される「ザンコお祝いパーティー」。
・・・サリー、持ってきてないよ。
「私のを着て。」と、Uちゃん。 どれにしようかな~♪
前回のザンコでは、一家お揃いのサリーを仕立ててくれました。家族同様に扱ってくださる私にも。素敵なターコイズブルーをいただいて、チュラ(腕輪)も同じ色を買いました。
どうやら、ネパールでは自分たちが主催するお祝い事がある時、女性陣はサリーをお揃いで仕立てるのが好きみたいです^^。せっかくのザンコパーティー。今回は、Uちゃんが仕立てたお揃いのピンクを借りてみました。着付けは、もちろんUちゃんです。
オシャレなUちゃん、準備に2時間。女性の美の追求はネパールでも同じ。旦那さんのお兄ちゃんも嬉しそう♪
この子が今回のザンコの主役。さすがにお母さんも赤ちゃんも疲れているみたい・・・。
神様になった赤ちゃんにお祝いを渡します。大抵は、赤ちゃん用の服やおもちゃにお金(低額の紙幣)を添えて。私は急なことだったので、プレゼントは用意できず、ややまとまった紙幣を差し上げました。赤ちゃんの手に渡します。
【旅の食事42:ザンコパーティー】
*バート(ごはん)
*サラダ
*カレー、おつまみ など色々
お祝い事のご馳走は、数年前までは一族総がかりで手作りだったようですが、今は都会ではケータリングがほとんどのようです。ケータリングといっても、いかついおじさん達が会場の裏(野外)で火を熾し、大鍋で豪快に作っています。味は家庭料理と比べると・・・・。あくまでもネパール人用。食器など水に濡れたままのもあり、慣れない外国人はお腹を壊す可能性も。レストランより注意が必要。
*バート(ごはん)
*サラダ
*カレー、おつまみ など色々
お祝い事のご馳走は、数年前までは一族総がかりで手作りだったようですが、今は都会ではケータリングがほとんどのようです。ケータリングといっても、いかついおじさん達が会場の裏(野外)で火を熾し、大鍋で豪快に作っています。味は家庭料理と比べると・・・・。あくまでもネパール人用。食器など水に濡れたままのもあり、慣れない外国人はお腹を壊す可能性も。レストランより注意が必要。
ネパールのパーティーは、決まった進行や式次第は何も無く、音楽が流れる中、ご馳走とおしゃべりで楽しく時間を過ごします。出席者も好きな時間に来て、ご馳走を食べて楽しんだら、自由に帰っていきます。
戸外にテント設営の会場の場合、使用した食器や紙は、食べ残しと一緒くたに足元(椅子の下)に放置してしまい、地面はとても汚いです。他人が食べた物は“穢れ”になるため、掃除人以外 誰も片付けようとしません。地面を見ると食欲減退・・・。でもネパール人は誰も気にせず食事をしています。サリーは裾が汚れてしまうのを覚悟です。
戸外にテント設営の会場の場合、使用した食器や紙は、食べ残しと一緒くたに足元(椅子の下)に放置してしまい、地面はとても汚いです。他人が食べた物は“穢れ”になるため、掃除人以外 誰も片付けようとしません。地面を見ると食欲減退・・・。でもネパール人は誰も気にせず食事をしています。サリーは裾が汚れてしまうのを覚悟です。
ものすごく寒い日でした。
帰り道は凍えそう・・・。お腹と腕を出すサリーは辛い。
でもネパール女性は、おしゃれのためなら真冬だってサリーで我慢。
女性の強さと意地を感じる1日。
今日は6食。お腹いっぱいです。
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