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2010年11月30日火曜日

【11/5(金)】3日目(その1): 今年は 2つの、ティハール。

5:00 起床。 

今日もネパールは快晴。 ティハールだしね!

ゆうべ、お兄ちゃんが
「明日はラッチミ(ラクシュミ)プジャだから、朝早くおいで。5時頃やるよ。」
えーっ ちょっと早すぎる。。。 明日はククル(犬)プジャの日じゃない?


でも、すでに花輪かけたワンちゃんもいた。。。
おかしいなあ。




今回、ティハール前日に合わせて来たのに どうもお兄ちゃんの言う日程が噛み合わない・・・。
お兄ちゃんの話を受け入れて 他のネパール人と話すと、これまた変。 

はて? 

「おかしいーっ★」と、疑問をぶつけたら
今年は、ティハール日程が「2種類」あるのだそう。
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【通常のティハール行事】   【Golden Temple等の特定グループ】

11/3(水)          ---                         カーグ・ティハール      
11/4(木) カーグ・ティハール      ククル・ティハール
11/5(金) ククル・ティハール       ラクシュミ・プジャ
11/6(土)  ラクシュミ・プジャ             マ・プジャ              
11/7(日)      マ・プジャ             バイ・ティカ
11/8(月)    バイ・ティカ                             ---
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行事が1日ずつ、ズレている。

お兄ちゃん家族やPさん家族が属するゴールデン・テンプルのグループ(日本でいうところの“檀家さん”ということだろうか) は、今年1日早くティハールの行事をする。

この他、ネワール民族の新年(1131年)も 今年は11/6(土)午後2時。

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6:00 
お兄ちゃん家のラクシュミ・プジャ、間に合わん ・・・。と思っていたら
電気スタンドの明かりがふっと消える。

                     あっ 停電・・・・!

部屋の明かりはついたまま。
自家発電で、照明はつくようになってるんだ。
コンセントはだめ。

真っ暗じゃないのは有り難いが・・・シャワー浴びたての私の髪、ぐっしょり。
明け方停電かあ。。。ドライヤー使えん。 困った。

せっかくのティハールに2時間足止めなんて、いや!
首をブンブンして何とか半乾きに。
(※停電は明け方~就寝前にやってきます。デジカメなどの充電は夜中にしっかり行いましょう。シャワータイムも停電時間を教えてもらって計画的に。突然真っ暗になったら大変★)

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7:00 準備完了!お出かけ~。

 今日は、ワンちゃん(ククル:犬)にプジャする日&ラクシュミプジャの日です。


マンガルバザールに差し掛かると、昨日までなかったものが道の中心に・・・


ながーーーーーーーーーーーーーい。  なに、これ!?


これ、みんなでごはん食べる時に座るゴザ、だよね?

「これ、初めてだよー。長ーいよ。800mくらい続いてる。」と、お兄ちゃん。


忙しい師走のようなネパール。人を押しのけて通るネパール。
なのにゴザは決して踏まない。またがない。
バイクや車は来ないから、交通規制してるのね。


「もう朝のプジャ、済んだよ。見て。」

お兄ちゃん&ダイの家の玄関前に、
きれいな花飾り模様。

他の家にも。

飾り模様の先に、赤土を溶いた水で引いた線。
家の中へずーっと続く。
線は階段を上がっていく。
角を曲がるたびに丸い飾り模様。
・・・・・線の終着点は、3階のアマの部屋。

ラクシュミ(吉祥天)は、
繁栄を司る、地の豊穣、水の象徴の女神。

人々は、ラクシュミがこの赤土の線を通って自分の家に入って来てもらうよう、飾り付けをし、
夜には明かりを灯す。

線の終着点、アマの部屋の角に、神様が飾ってあった。
神様の隣に丸く包んだ袋。 何かな?

「きれいでしょ。でもこれ、家族だけ見るもの・・・」
分かってる、写真撮らないよ。


本当に大切にしているものは 何も言わなくても分かる。



各家の飾り付けが始まった。

道を挟んだ、お向かいのお家も
窓にマリゴールドの花が。



きれいだねー。

あ、ナマステ~!


女の子は Sくんとおしゃべり(?)。 

道の向こうと こちら側。         

いつも こんな感じで、窓から窓へ 話の花が咲く。





道端では、花輪を作りながら売り始めた。

かき入れ時だね!





飾り付け、終了~っ。     




大通り沿いの、
新しいお家。




中庭に面した、
昔のお家。


中庭越しにある、Sくん仲良しのお家。

ここは、特に美しい。

年月を経たネワールの窓枠も、
息を飲むほどに。
















ワンちゃんも、プジャ完了です! 



***** 4コマ劇場 *****





ワンちゃん: 
「あっ♪ ボクの大好きな、おじさん~っ」





ワンちゃん: 「はぐはぐ♪」





ワンちゃん: 「ねえねえ♪」 




ワンちゃん: 「あ・そ・ぼ~~~~~っ♪」







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8:00 若い男女が、ゴザの真ん中に赤いティカの粉で「NEPAL」と書いた。

大通りを、ネワール衣装を着た女性やトピをかぶった男性たちが次から次へと行進する。
ゴザの道を挟んで両側をねり歩く。

歩きながら、太鼓をたたき、楽器を打ち鳴らし、
マリゴールドの花びらを ゴザの上に散らしていく。

・・・きっと、これって
パタンの街を1つの大きな「家 」に見立てたもの。 ゴザはラクシュミの通り道なんだ。
街がいつまでも 豊饒であるように・・・。



夜明け前から始まったプジャと飾り付け。
大仕事を一つ終えた、Uちゃん。

今度は、御飯の支度。
 
ネパールの妻は、働き者です。







・・・・私も、手伝おっと!   「Ma pani sangai garna chahanchu!」

                                           Uちゃん、にこっと笑った。





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