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2010年12月1日水曜日

【11/5(金・祝)】3日目(その2): がんばれ、Mちゃん!

9:30 「どうも お久しぶりです~。」 Mちゃんがやって来た。

あー 変わってないねぇ。 元気そうー。 「はい、おかげさまで~。」


今日の朝ごはんは、Mちゃん家。 

お母さん、兄夫婦+女の子2人、Mちゃん夫婦、妹4人・・・。 男2人に女9人。
女性だらけの家だけど、その女性たちが み~んな素敵☆

「じゃ、行く?」
「ちょっと・・・ダイに挨拶・・・。Lさん(私)も一緒に。」

Mちゃんと5階へ上がる。 ・・・そうか、インド行きの相談だ。


チヤを飲みながら、3人で床に座る。


6年前、バクタプールの祭りを見に行った。
祭りの後、自分たちの夢を 時間を忘れて語り合った。

それ以来、このメンバーだけで集まると 何でも話せる幼なじみのような気持ちになる。
飾ってない いちばん自然な自分になれる。

それぞれに色んなことがあって、
こうして3人膝を並べるのは 本当に久しぶり。

 
2人がネワール語で バーっとしゃべる。
あ、Mちゃんの奥さんのこと話してる。ふむふむ・・・
「分かる?」 「うん。」
私、ネワール語はさっぱり。 だけど3人だと、何故か伝わってくる。

Mちゃんの奥さんは、今 病と闘っている。 
手を尽くしても、限界のあるネパール医療。
彼女の手術と治療のため、インドへ行きたいという。

幸いMちゃんが始めた商売は好調。だけど、きっと生活は大変・・・。

今年夏、日本の友達Fさんが訪ネした際 お見舞いを送った。
・・・今の私は、無職。

私がこの旅にかけた費用を思うと・・・ 胸が締め付けられる。

チヤをすすりながら、Mちゃんの顔を見ていた。          

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10:00 Sダイ家→(バイク15分)→Mちゃん家

Mちゃんの運転は、丁寧。 
・・・ダイの運転は、ちょっと乱暴。                      
性格出るよねぇ・・・・と思いながら 安全運転でパタンの街をゆっくり北へ。

人々の雑踏から のどかな田園地帯に入る。
新し家が少しずつ建ってきている。けれど、思ったほど変わっていない。

Mちゃん家に着いた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・Kasto Ramro~!!! (なんて奇麗なの~!!!)








玄関先から延びる、ラクシュミ・プジャの線





赤土の線、
花びら、
紅白の粉。 

ずーっと
家の中まで続く。 




「ナマステー!」

挨拶して 即、写真撮り。












「わー、ナマステ~♪」  満面の笑みで出てきた美少女に、ビックリ!

・・・だ、だれ? Mちゃんの奥さん? ずいぶん若い・・・それに、元気。

「私の姪、Jちゃんですよ~。」  ええっ あの時まだちっちゃかったJちゃん?!
「今、16。」 そっか 5年ぶりだねー。
子供の頃からめちゃ可愛くて、大きくなったらさぞ綺麗になるだろうって思ったけど
まさかここまで美しいとは・・・! 日本じゃ絶対、カリスマモデルかアイドル!

気を取り直して、上の階へ。
バウジュ(Mちゃん兄の妻=Jちゃんママ)が笑顔でお出迎え。
「待ってたわー。変わってないのねー。」
えっ・・・・私は覚えてるけど、5年も前よ。 覚えてるの? 
「もちろんー。いつもネパール語の手紙と日本の写真くれて、嬉しかったわ!」

「そうー! ネパール語の、かわいいお手紙 いっぱい来た!Lアンティ!」
(※アンティ=おばさん。特に結婚したら、子どもからこう呼ばれます。日本とは違って好意的な呼び方。決して嫌がらないように。)
Jちゃんの後ろから大声を出した 小っちゃい女の子。

「・・・・・Sちゃん!?」 あの時はまだ赤ちゃんだったのに。 
しかも、お姉ちゃん・Jちゃんの子供時代にソックリ!



そして、愛されワンちゃん パントゥ☆

元気だね~
しっかり花輪つけてます。
額には、うっすらと ティカ。



Sちゃん、
早速 私の似顔絵を描いてくれました。

じゃあ、記念写真・・・・あれ?



絵が、さかさまーっ★


「えへへ☆」とテレ笑いのSちゃん。
かわいい!






今度は本番。

笑顔で はい!OK!!








 
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 「あ、私の妻 紹介します。今日は少し調子いいよ。」
初めて会った、Mちゃんの奥さん。 とても痩せている。
体、つらいよね・・・・・。

3人でちょっとずつ、話した。彼女は初めて見る私に、表情が冴えない。 

病気のことは、家族でイヤというほど話してるはず。
同じ質問は、暗くなるだけ。

・・・・これは、やめた。
日本で調べてきた奥さんの病気の治療法が書かれた分厚いリストを 
自分の手さげに戻した。


「ねえねえ、Mちゃんと結婚しようって決めたのは なーに?」

「・・・・あなたは?」  「私の場合はねぇ・・・・・・・。」 
 
彼女に少し笑顔が出てきた。
 
「・・・私は、彼女の笑顔が好きなんです。誰よりも、笑顔が綺麗。」 
Mちゃんが言った。

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10:30 Mちゃん奥さん、治療のため病院へ。

誰もいないキッチンで、2人 座り込んだ。

「・・・私ね、結婚してよかったと思ってます。」 Mちゃんが話し始めた。

「お店は上手くいっています。これからも、一生懸命がんばります。
お店があるから、病気を治すお金が少しずつ貯まります。
足りない分は銀行から借ります。がんばります。」

聞きながら涙が出た。

「Mちゃんがいるから、ぜったい治るよ!」

Mちゃんは、うなづいた。


こんな時に下世話な話だけど・・・
ネパールでは、自分や周りの困った話を持ち出して
お金や何かしらの支援を匂わせてくる人は、意外と多い。
仲が良くても、そういう人はいる。
ダイとMちゃん(家族も含めて)に限っては、
何とか自分たちで頑張ろうという気持ちが見えるし、私を無条件で受け入れてくれる。
そして、他人と比較しない。
 
だから、私はこの2人と居ると 安心するんだと思う。

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 11:00 「はい、昼ごはんに しましょう!」

お兄さん家族が にぎやかに入ってきた。
Mちゃんのお店は今がかき入れ時。妹4人は、みんな仕事。
なので、今日はお兄さん手作りのごはん☆


【旅の食事7:Mちゃん兄さんお手製ダルバート】
*ごはん *ダルスープ
*カリフラワー塩茹で *キャベツ炒め
*インゲンのスパイス炒め
*ポテトのスパイス炒め *サーグ(青菜)
*ゴマのアチャール *からし菜のアチャール
*ダヒ(ヨーグルト)



ここのお家のごはんは、スパイスや油が少なめで 日本食に近い味。
胃に優しくて 食べやすい☆
がっつり いただきました!






Sちゃん、元気いっぱい!


パントゥと、パチリ☆



J姉ちゃんと、パチリ☆

Jちゃん、アイライン濃いー。
そのままの瞳が綺麗なのに~

おしゃれをしたい年頃ね。









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11:30 Mちゃん家 →(バイク15分)→ Mちゃんの店

Sちゃんとバイク3人乗りして、Mちゃんのお店へ向かった。


ティハール中のお店は、大わらわ。

ミルク、ヨーグルト、チーズ、
パニールなどの乳製品
ジュースなどの飲み物
お菓子
アイスクリーム
たばこ

などが所狭しと置いてある。



Mちゃんの妹チニちゃんもいる。 あれ、ずいぶん痩せたねー。
“チニ”はニックネーム。 砂糖(チニ)が好きで、以前はふっくらしてた。
「ここで、朝6時から夜9時まで働いてるのー。食べる時間がなくて・・・」 
えっ、それは日本並みの労働よ~。大変!


 「ここに、座って。」

お店の中じゃない! いいの?
「もちろんよー。」
隣の小さな椅子に Sちゃんが、ちょこん。

ネパールのお店の中から、外を見る。
なかなか見られない風景。


一息ついたのも一瞬。
あっという間に、お客が次々と。

2人の女性だけで回すお店は、大わらわ。



・・・・・・・・・・・ガシャン!       

えっ なに~っ 棚の大ガラスが、突然真っ二つ★        

ネパールの一般にみられる建具って、破損防備なんて 何もやってない。
ガラスの引き戸も、切りっぱなしのガラスが溝に入ってるだけ。
持ち方が悪いと手を切るし、 動かし方が悪いと、あっけなく割れてバラバラに。

割れたガラスで、ミルクパックに穴。(ネパールは四角いビニールパックに牛乳が入っています) 
床がミルク色に染まっていく。。。

片付けようにも、お客はどんどんやってくる。

チニちゃんが片づけてると、
「ディディ(姉ちゃん)、それ1個くれ。」と、お客がお金をピラピラ~して、私にオーダー。

やっちゃるかー。じゃが、料金 分からんとよ~。
ネパリたち、言葉もスラングだし~(当たり前)

「チニちゃん、バトンタッチ!」

新聞紙でミルクを吸い取り、割れたガラスは隅っこへ。(ほとんどチニちゃんが作業)
その後、入荷した商品を棚に並べる作業をする。
入荷商品を手早く並べるの、得意よっ♪(前の職場で培った技)


お客がはけた時、写真をパチリ☆

この子は、サウジー(店主)のお使いでダヒ買いに来ました。






このお姉さまは、買い物ついでにおしゃべり。
常連かしら・・・。






お店に慣れっこのSちゃん、
私の膝枕で、スヤスヤ・・・。

動けん。。。。。。。。。

 「アイスクリーム、食べて。」

はーい♪

チニちゃんからバニラアイスをいただく。
大して役に立ってないのに・・・・。
あれ? お手伝いしに来たんだっけ???


1時間後、Mちゃんの迎え。 集金に回ってたらしい。
頑張ってるね!

Mちゃんなら、きっとできるよ!





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