日が暮れてきた。 遠くにヒマラヤが光ってる。
光が 家の中へ導く。
窓にも明かりが灯る。
ゆらめく明かり。
穏やかな気持ち。
通りは、明かりがキラキラ。
神様を祀るところも、
チリ・ミリ(チカチカ)。
電気の光を見ると、
ワクワクした気持ち。
街の明かりが増えるとともに、世界は夜になっていく・・・。
今度は学生たちが
ロウソクを手に、
「ビントゥーナ!」
(おめでとう!)
「ビントゥーナ!」
道の端を列になって歩く。
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そして、
お兄ちゃん&ダイの家にも、光が灯る時間。
中庭に面した玄関で、プジャが 始まります。
真っ赤なサリーに正装したUちゃん。
花びらと色粉で模様を描き、
順番に供え物を置いていきます。
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「マ・プジャ、始めるよ。」
4階のキッチンへ。
「マ・プジャ」とは、ティハールのメイン行事の一つ。
3日に分けて「ラクシュミ・プジャ」→「マ・プジャ」→「バイ・ティカ」の順に行う。
「ラクシュミ・プジャ」・・・ラクシュミ神への祈りの儀式
「マ・プジャ」・・・・・・・・・自分の健康や幸福を祈る儀式
「バイ・ティカ」・・・・・・・・姉から弟へ、健康や幸福を祈る儀式
・・・・ネパールで複数の家族からティハールに招かれたとき、「マ・プジャ」をどこの家庭にお伺いするかが一番重要。
「ラクシュミ・プジャ」はあっという間に終わるし、「バイ・ティカ」は姉弟の儀式だから、こちらは見るだけ。自分自身も参加できるのが、「マ・プジャ」です。
私は、この時まで気付かず、「どこかに1日ずつ、無理だったら時間ずらして 各家庭に行けばいいんじゃない?」と、甘ーい考え。
しかし!友達それぞれから「マ・プジャに来て!プジャの時間?どこも一緒だよー。」と言われ、マ・プジャに行くウエイトの重さに気づく・・・。
そうなったらもう、「ごめんねーっ!一番大事な家族のとこ行く!」って固辞するのみ。
繊細な模様に、花が散る。
家族みんなと・・・私の席もある。
あと2つの席は、誰の・・・?
(亡くなった家族や
生まれてくる子供の分・・・?)
順番は、
アマ(お母さん)
男性(年長者から。子供も含め)
女性(血のつながった家族)
お嫁さん(長男、次男・・・)
と続く。
←私の席は、ここ。
Uちゃん(長男の嫁)と、ダイ(次男)の奥さんの間。
・・・・・・・なぜ?????
マ・プジャの始まり。
アマに差し出されたお盆にある、ティカ、ダヒ、花を 決められた順番で額やこめかみに付けていきます。
Uちゃんの仕草を真似て
間違えないようにやんなくちゃー。
けど・・・奮闘むなしく、、、、思いっきり間違えた~!
2本の綿の紐に 火がつけられました。
干した魚(ししゃも大)を受け取って、食べます。
そして、
アマにお米入りのティカを山盛りつけてもらい・・・
花びらを頭に置き
花は自分の髪に挿し(男性は右耳に挟む)・・・
目の前にある果物を、アマに差し出します。
(これは、神様に捧げるもので、その時に自分が食べる用じゃありません。)
ティカとお花がついて、一段と可愛くなりました☆
それから、どこかのタイミング(忘れちゃった)で アマにお金を差し出します。
額は人それぞれですが、親しい家族のプジャに参加して お兄ちゃん(長男)より高いのは失礼と思い、事前に相談して お兄ちゃんよりやや下の金額にしました。
(現地の感覚に合わせるのが大切と、私は思います。)
さあ、ご馳走~っ♪♪♪♪♪
【旅の食事12:
マ・プジャのご馳走】
*チウラ(押し米)
*魚のスパイス揚げ
*パニール(カッテージチーズ)の素揚げ
*パニール(カッテージチーズ)の素揚げ
*白豆の煮物
*パニールのスパイス炒め
* トマトのアチャール
*野菜と豆のミックスアチャール
*野菜と豆のミックスアチャール
*ラプシ(完熟梅みたいなの)のアチャール
*バルフィ(菱形のミルク菓子)
*ラルモン(ミルク揚げボール)
*エラ(自家製アルコール)
みんなで楽しく美味しく いただきます♪
「これも食べなさい!」
みんな笑顔でおしゃべり。
(ネワール語・・・)
Uちゃん、本当にお疲れさまでした。
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